NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

雪に強い北陸新幹線・大阪早期延伸とテレワークについて考える(前編)

 こんばんは。先日の福井・金沢・富山の大雪で電車の運休や、道路で自動車が軒並み動けなくなったり、物流が大幅に混乱するなどのニュースが流れました。

 飛行機や在来線も大幅にダイヤが乱れ、サンダーバードしらさぎは軒並み運休になりましたが、北陸新幹線だけはほとんど平常通りに運行していました。これも東北・上越新幹線のノウハウがいい形で展開されたことによる賜物なのでしょう。これだけの悪天候にも関わらず、安定した大量輸送が実現出来ていることは素晴らしいです。

 金沢の方々にしてみれば、東京にはほぼ定刻に着けるのに、大阪・名古屋には行けない(東京経由で迂回せざるを得ない)という状況を見ていて、「これでは東京一極集中がますます進むわなぁ…。」と感じました。北陸新幹線金沢開業の影響で、富山発4時台のサンダーバードが廃止になりました。(3セク化しましたしね)これで早朝に大阪へ到着出来ず、廃業した自営業の方の新聞記事を読んだ記憶があります。大阪や京都や名古屋から富山に行くのに、金沢での新幹線乗換が発生し、心理的に遠く感じるようになりました。金沢や富山の方々も大阪や京都や名古屋の方よりも東京の方を向くようになってしまうんだろうか…と、少々寂しくなりました。

 心理的問題もあるんですが、物理的問題の方が大きいですね。東京方向(新幹線)はほぼ定時運行なのに、大阪・京都・名古屋方向(在来線特急)はアウトですから…。

 今回の大雪で北陸新幹線大阪延伸早期実現を痛切に感じました。今回のケースでは在来線も高速バスもアウトでしたから、ここに新幹線があると確実に福井駅金沢駅富山駅までは行けることになります。(在来線乗換でその先の問題はありますが)

 まずは2022年度(ということは、2023年3月ですかね)の敦賀延伸でしょうか。滋賀県内の降雪や、湖西線の横風問題での遅延・運休はあるでしょうが、ある程度は改善されるのでしょうね。一応新大阪駅までのルートは決まったようですが、敦賀からの小浜ー京都ルートの工事がたいへんでしょうね。特に京都駅付近。遺跡が発掘されたら、一時工事を中断しないといけませんし。

 テレワーク問題については(後編)で書いてみようかと思います。