NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

福岡大学のNTPサーバ問題についてもう少し書いてみる

 こんばんは。一昨日の続きを書いてみようと思います。一昨日の記事がこちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 福岡大学自体はNTPサーバの提供を止める方向であることは既定路線です。家庭用ブロードバンドルータや、Webカメラや、先日話題になった無線LAN中継器等にハードコーディングされていて変更不能だという風に伝えられています。

 「ネットワーク機器を如何にして交換してもらうか」になるんでしょうか

 こうなると、福岡大学のNTPサーバを指定していないネットワーク機器に買い替えるしかないことになります。問題はこの現状を知らない(または関心のない)ユーザにどうやって伝えるか(どうやって買い替えてもらうか)なんだろうと思います。

 関心のない人にとっては、「別にええんちゃうの?普通にうちのPCは使えてるし。」とか、「なんで買い替えなあかんの?余計なお金かかるだけやん。メリットないし。」というようなリアクションが返ってきそうです。

 ライトユーザに動いてもらうには?

 ライトユーザ層にとっては、深刻な問題だと捉えられてなさそうです。「無料」に慣れてしまっている方々に新たな出費を求めるのもなかなかハードルが高そうです。となると、ヨドバシカメラビックカメラのような大手家電量販店や、Amazon楽天等の大手ネット通販業者等が共同戦線を張って、福岡大学のNTPサーバにアクセスしてしまってるネットワーク機器交換キャンペーンを展開するといったことは出来ないものでしょうか。ユーザにとってメリットがないと交換に応じてくれないでしょうから、買い替えに応じてくれたら、ポイント追加付与以外にも何か特典を提供するようなことは考えられないでしょうか。

 「さて、コストをどうするか?」という問題に

 「この原資はどこから捻出するのか?」という問題は残ります。ここで過去に福岡大学のNTPサーバを指定していた機器を販売していたメーカーや、現在も発売しているメーカーもお詫びの意味で出資するのはどうでしょうか。(発売中のメーカーは自主回収+新たに販売する機器には福岡大学のNTPサーバにアクセスしないような設定にしておく前提で)

 さらに、賛同された家電量販店等の企業の出資があれば、社会的活動としての評価を受けるのではないかという期待も出来そうです。

 家庭用ネットワーク機器の回収&交換を積極的に推し進める方法論を模索して行きたいと思います。