NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

診療所こそ積極的にクラウド型電子カルテを導入すべきじゃないだろうか(1)

 こんばんは。一昨日は体調不良でくたばってました。<(_ _)>

 で、一昨日近所のクリニック(診療所)に行って診てもらってきました。幸い、(一昨日時点では)インフルエンザではなかったので、とりあえず安心しました。まだ分からないので、油断は禁物ですが。(^^;

 で、本題はここからです。診察中に医師・看護師の方々がデスクトップ上の電子カルテを参照しておられるのですが、ちらっと画面が見えてしまいました。

 OSがWindowsXPでしたよ!奥さん!

  自分の体調より、こちらの電子カルテの方が心配になりましたw

ここからは全くの推測ですが、個人経営の小規模診療所だと、電子カルテを導入後そのままにしているケースが多いのではないかと推察しました。Twitter上でも「小規模診療所でXP以外見かけたことがない」というリプもいただきました。もちろん、全部が全部そうではないと思います。(そう信じたい)

 正直なところ、「壊れたら買い替えたらいいや♪」ぐらいの感覚ではないかと推察します。電子カルテの更新よりも他の医療機器に投資したいというのも理解出来ます。

 しかし、一旦ハードウェアが故障してしまったら、どうしようもないのではないでしょうか?同じ環境の市販品はとっくの昔になくなっています。しかも、MSもサポートを4年近く前に打ち切ってます。

 「情報漏洩が起きなければいいだろう」という風に考えておられる方々も多いかもしれません。ウイルス対策ソフトの定義ファイルもとっくにサポート切れです。「インターネットにつながってないから大丈夫!」という声も聞こえてきそうですが、USBメモリを使ってる時点で、よりリスクは大きくなると思う次第です。

 こうしてみると、小規模医院には電子カルテをはじめとするコンサルがいないのでしょうね。相談相手がいないというのがたいへん拙い状況かと思います。(御相談には応じますので、一声かけていただけましたら…。)

 この際、手元に電子カルテシステムを置いておくのではなく、クラウド電子カルテシステムに移行する方がベターなのではないでしょうか。既存システムに保存されたファイルがハード面・ソフト面両方において、未来永劫読めるという保証はありません。

 「クラウドよりオンプレミスの方が安心♪」と考える方がおられるかもしれませんが、現金をタンス預金で大量に置きますか?普通は銀行に預けますよね?その方が安心ですし、代わりに管理してもらってるということですからね。

 データに関しても同じことが言えると思います。比較的移行しやすいと思いますので、一考されてはいかがでしょうか。

<つづく(予定)>