MVNO各社の今後の方向性を考察してみるなど(1)
こんばんは。楽天のMNO化という話題があちこちで取り上げられることが多いので、関連してもう少し考察してみようかと思います。ただ、少々時間がかかりそうですので、複数回に分けて書くことにします。今回は短めになりますが、しばしお付き合い下さい。
まず、楽天がMNO新規参入を宣言する前の記事です。ITproの記事からです。
この記事が公開された3月時点では、まだMNO参入を正式に宣言してませんでした。しかし、読み返してみると「この2年はMNOとの差分を埋める」と言っていて、「差分はほぼ埋まった」と言い切った時点でMNO参入を決めていたのだろうと推測されます。
ここで大手MNOサブブランドとして捉えられているY!mobileとUQmobileの2社を除くMVNOのうち、シェアの高いとされるOCN、IIJmio、楽天モバイル、mineo、BIGLOBEの5社について考えてみることにします。この中で楽天モバイルを除く4社はISPであり、親会社が通信事業者である会社が多いということですね。
なので、楽天モバイルが異色に見えました。底力という点と、技術的サポート面で楽天モバイルが生き残れるかどうかが「?」に見えました。
技術的側面から見ると、他社のバックグラウンドとの違いを意識してMNO化へ舵を切ったのかとも受け取れました。技術面・設備投資面から「?」と捉えた記事ですが、こちらもITproからです。
「大手3社に真っ向勝負を挑んでも勝ち目はない」という見方のようです。設備投資面を考えても、6000億円では到底勝ち目はなさそうです。でも、そこまで宣言しないと生き残れないという判断もあったのではないかとも考えられます。
続きは翌日以降に。<(_ _)>