NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

防災の日に改めて防災について考えてみる(2)

 こんばんは。9月1日は防災の日ですね。先日予告しました防災対策を考える記事を書いてみようかと思います。8月29日に以下の記事を書きました。その続きになります。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 「インターネットは目的のサーバ等と通信する場合、最適とされる経路を選択する」というような表現をされることがあります。災害時は迂回ルートを使って通信することがあります。しかし、今回の通信障害のように、不適切な経路情報を送信してしまった場合、逆に遅延したり、通信出来なくなったりすることもあり得ます。災害時に平常時に通るルータ(や回線)が落ちた・故障した場合に迂回ルートを経由することもあるのですが、迂回ルートが設定ミスによる不適切な経路情報だったら、遅延や通信障害が発生することもあります。

 となると、1つのメールアドレスや1つのSNSのIDに頼り切るのは危険です。複数の連絡手段を確保しておく必要は少なくともあるかもしれません。

 そもそもメールやSNSのようにインターネットだけに頼るのはリスクヘッジの点では問題ありです。携帯電話や公衆電話・つながるようであれば固定電話の機能・サービスを使うのも手ではないでしょうか。携帯電話であればショートメッセージと呼ばれるSMSを使うのも手です。iPhoneの場合はiPhone同士やiPadiPod TouchMac相互間ではiMessegeを使いますが、これはインターネット経由になりますので、明示的にSMSを使うように設定変更する必要があります。iPhoneの場合は「設定」-->「メッセージ」-->「SMSで送信」を選んで、ONにすることで対応可能です。

 公衆電話や固定電話・NTTdocomoの携帯電話から使える「災害用伝言ダイヤル」があります。

www.ntt.co.jp

 他の携帯電話会社でのサービスですが、Softbankの場合は音声対応の伝言板機能があります。

www.softbank.jp

 auには音声対応の伝言板機能は見つけられませんでした。auはこちらです。

www.au.com

 MVNO各社については独自の伝言板サービスを運用していません。大手キャリアやNTT東西のサービスを使うように勧めています。

k-tai.watch.impress.co.jp

 あと、ちょっとそれますが、SIMロックフリーAndroid機ですと、Jアラートなどの機能が使えないことがあります。災害時に備えて、Yahoo!防災情報アプリをインストールしておくことをお勧めしているサイトが多いです。この点に関しては同感です。いざというときに役立つかと思います。

 インターネット・携帯電話以外の機器についても言及しようと思いましたが、次回送りにさせていただきます。<(_ _)>

<つづく>