MVNOに切り替えてから国民生活センター等に苦情が届いているらしい
こんばんは。今日はMVNO関連のネタです。最近「格安SIM」「格安スマホ」という単語が普通に聞かれるようになってきています。一昔前はスマホに詳しい層がデメリットも理解した上で、積極的に利用するという構図がありました。
これらの単語が特にスマホやガジェットに詳しいわけではない一般層にも浸透してきました。しかし、「格安」という修飾語だけが独り歩きしている感が否めません。
以下はITmediaの記事です。
「メールが送れない」というのは、docomo.ne.jpやezweb.ne.jpなどのキャリアメールが使えないということですね。「docomoやauやSoftbankではないから仕方ないだろう。」という風な発想にはならないようです。
「端末が使えない」というのは、たとえば、docomo回線を使ったMVNOのSIMにSIMロック解除していない他社の端末を使おうとするようなケースでしょうか。
「格安SIMというのはそういうもんだ」という風に、メリット・デメリットを理解している人にとっては普通のことでも、そうでない人にとっては「なんで出来へんねん!?」という話になりがちです。
こちらはimpressの記事です。
携帯電話キャリア大手3社のように、あちこちにショップがあるわけではないですよね。リアル店舗を持っているMVNO自体が少ないですね。家電量販店に間借りするケースが多く、完全自前店舗を持っているのはレアケースかと思います。(楽天モバイルやmineoぐらいしか思いつきません)
大手3社に比べて安いのは、リアル店舗がほとんどないことや、サポートをほとんど省いていることなどでコストを抑えているということに起因します。ここが理解されていないようですね。上記の記事に出ているのは、「キャリアのサポートそのままで安少なる」と信じて疑わないケースがほとんどのようです。
なので、「安いには安いなりの理由がある」ということを意識した上で、差額を懐に入れた分自力で解決する覚悟は必要だということを頭に置いておく必要があります。
キャリアで使っているスマホをいきなりMVNOに切り替えるのはリスクが伴う場合があります。安全なのは、サブ機として購入したタブレットに格安SIMを挿してみるといいかと思います。データ通信専用SIMですから、契約翌月には解約出来るケースも多く、比較的縛りが緩いので、試してみるにはお勧めです。これで様子を掴んでおいてからメイン機のスマホを切り替えるようにすると失敗がないと思います。
(私もそのクチでした)