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NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

電通若手女子社員自殺問題について考えたこと

 こんばんは。このブログでは今まで取り上げなかった系統の話題ですが、Twitter上でもいろいろツイートされ、私自身もいろいろと考えるところがありましたので、今回書いてみることにしました。

 事件報道としてはこちらの記事を御参照下さい。

www.huffingtonpost.jp

  単純に長時間労働だけではなく、様々な背景が潜んでいるのが見て取れます。月100時間の残業だけの問題ではなさそうです。「月100時間の残業ぐらいでどうして自殺するのか」という心ないことを言う50〜60代とおぼしき人たちの意見も散見されましたが、昔と違ってコンプライアンスが厳しくなっていますし、緩く走っていても許された時代と違って、現代では全力疾走を強要される向きがありますから、単純に「今の人は弱い」なんて言ってはいけないと思います。明らかに要求されるハードルの高さが段違いになっているのは間違いありません。

 長時間労働パワハラ等に関するはこちらの記事を御参照下さい。

jnakagawa.blog.jp

 ネット上を調べてみると、長時間労働の問題に矮小化して議論しようとしている向きもありますが、それ以外にもパワハラ・セクハラも大きく影響しているようです。あまりにも過負荷状態になっていることは容易に想像出来ます。

 正常な思考力・判断力が欠落するぐらい追い詰められてしまう現実

 あまりにもストレスが大きくなってしまって、思考力・判断力が奪われてしまっている状態に陥ってしまったと思われます。そのまま出社拒否・実家に帰るという選択肢が欠落してしまって、「死ぬしかない」と思い詰めてしまったのではないかと推測しています。「『あまりにつらかったら逃げてもいいと言う人は無責任だ』と言うのは、本人は逃げることすら考えられなくなっている」という主張があります。逃げる発想がなくなっている人が近くにいたら、羽交い締めにしてでも病院に連れて行って、その場で休職させてしまうぐらいでないとダメなんだろうと感じました。周囲が全力で止めるしかないんでしょうね。

 身近な場所に「簡易駆け込み寺」があればいいなと

 あと、どこかに駆け込めるような仕組みがあってもいいんじゃないでしょうか。たとえば、駅長室入口に「つらかったらいつでも相談して下さい」というポスターを貼っておいて、実際に駆け込んで来られたら、熱いお茶を飲んで貰った後に然るべき機関に連絡を取って引き渡すとかどうでしょう?確かに駅員の方々の負担は少し増えるかもしれませんが、飛び込み自殺を防ぐ効果は期待出来るんじゃないかという気がします。同様に交番やコンビニにも同様のポスターを貼っておいて、同様に然るべき機関に引き渡し出来ればいいんじゃないでしょうか。

 労働時間の長さ以外の要素も忘れないで下さい

 話は戻りますが、労働時間の長さだけの問題ではないと思うんですよね。仕事に対する適性や質の問題もあると思いますし、何の説明もない丸投げや、ろくな引継もなされない状態で対応しなければならない場合なども考えられます。職場の文化や人間関係もあると思いますし、考え方が相容れないだとか、仕事そのものの合う合わないという根本的な問題も考えられます。

 どうしても埋めることの出来ない問題はあると思います。無理して適応しようとすると、心身を壊してしまいます。気合いや精神論で克服出来る問題ではありません。早期で退職されるリスクも大きいかもしれません。無理して仕事することで、それ以上に大きな損失を本人にも会社にも顧客にももたらしてしまう可能性の方が大きくなります。ある意味「損切り」ですが、この方が損失を小さく出来るという発想を持てない人の方が中高年の方々に多いようです。

 追い込まれる前に「逃げていい」ということは頭の片隅に

 労働者の代わりはいますが、自分自身の代わりはいません。「もう無理だ!」と思ったら、周囲のことは気にせず辞めていいということは頭に置いておいて下さい。新卒後就職した会社等で追い詰められても辞めても大丈夫です。「最初の会社を短気で退職したら、その後の就職が不利になる」なんて言葉は無視していいです。いくらでもやり直しは利きます。どこかに駆け込んで助けを求めてもいいと思います。もし、身近に危ないなという人がいたら、強引にでも引きはがして病院に連れて行って即刻休ませましょう。

 と、身近にSOSを発することが出来る人を複数確保しておくことも大事ですよね。