NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

ゴルスタが突然のサービス終了

 こんばんは。ワンセグ受信料裁判の話の続きを書こうと思っていましたが、予想外のところからとんでもない弾が飛んできましたねぇ。ゴルスタが本日昼間突然サービス終了を発表しましたね。

www.itmedia.co.jp

 収集した個人情報についての言及は???

 「1人の担当者と1人のユーザ間のトラブル」という風に矮小化して説明されていました。担当者減給処分で済ませて、ゴルスタ自体のサービス終了で幕引きしようとしています。これまでに収集した中高生会員の個人情報と突然「収集しない」とした位置情報と保護者のクレジットカード情報をどうするのかということについて全く言及されていません。「サービス終了したら免責」という風に運営側が考えているのではないかと邪推してしまいます。これらの点についても安心・納得出来る説明をお願いしたいところです。誠実に対応することが「ユーザである中高生を守る」ことにつながるのではないでしょうか。(どのようにして取得した個人情報を破棄したことを確認するのかという問題もありますが)

 本心から謝罪しているようには受け取れない文面

 今回の突然の閉鎖は「炎上してしまって面倒だから、適当に頭下げて止めてしまった方が楽だ。」というような判断があったのではないかという点が気になっています。

 スプリックストップページが「お詫び」になっています。しかも、このお詫び文書が画像になっているという点です。明らかにサーチエンジン避けなんでしょうね。

http://sprix.jp/

 どうもこの文面にちゃんと説明しようという気概が感じられません。言い合いになったことだけでなく、会社の体質に問題があったのではないかという点については全く語られていません。そして、今後どのような再発防止策を取るのかが全く読み取れません。問題を矮小化してやり過ごそうとしているのでしょうか。

nlab.itmedia.co.jp

 会社として言論統制や監視強化という風土があり、これがそのままゴルスタに色濃く反映されていたということのようです。従業員にITリテラシーがどの程度あったのか怪しいと思われます。

 アイドル一本で活動するために高校中退してしまった彼の今後は?

 関連してもう1点。この騒動で合わせて語られているゴルスタ発アイドル「GOAL STARS」の行方です。(注:エキサイトニュースを読んで初めて知ったのですが、「放課後ダイアリー」という女子アイドルグループもあるようです。)

www.excite.co.jp

 同グループのリーダーがアイドル業に専念するために高校中退したという問題です。母体がなくなるということは自動的に解散と見るのが正しいのでしょうが、彼のことをどうするのかという点が気になっています。単位制高校に再入学して卒業を目指す、または高認試験を受験して合格した上で、難関大学を狙うなどの何らかの軌道修正を提案してあげる必要があるんじゃないだろうかとも思う次第です。以前にも書きましたが、高校中退を検討している時点で全力で止めるべきではなかったのかという点です。ゴルスタ運営母体が学習塾なので、高校中退で世の中に出ることで背負うハンデが現実社会に存在することをなぜ説明しなかったのかということと、高校卒業までちゃんとサポートしてやる体制がなかったのかということも合わせてきちんと説明してほしいものです。

 彼もここで奮起して、少なくとも高校を卒業するということはしてほしいものではあります。大人の都合に振り回された感はありますが、負債をきっちり清算してプラスに出来れば変わってくるかもしれません。

 とにかく、ゴルスタ運営は中高生ユーザに対する経緯の説明を早急にすべきでしょう。今までの経緯についてきちんとした説明を早急に行うべきかと思います。