NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

医療関係者向けのIT講座を画策中(2)

 こんばんは。昨日の続きになりますが、「医療関係者向けのIT講座」について少し話をさせていただきます。昨日は電子カルテの導入で医療機関のIT化は不可避になってきました。その反面、職場内にITに詳しい人材がいません。かといって、ベンダ丸投げではぼったくられるかもしれませんし、事故が起きた場合の対応が満足に出来ない可能性があります。

 まだまだ院内にITスキルの高い人が少ないです

 まだ大病院であれば、多少は分かる人がいるかもしれません。しかし、街のクリニックですと誰もいないというケースの方が多いのではないでしょうか。クリニック向けの電子カルテを導入して、「このPCはインターネットに接続しないで下さいね」と言われたPCのLANケーブルを勝手に付け替えて、ウイルス感染してしまったというケースもあります。「そもそも何がいけないの?」というようなレベルらしいです。「ITに疎い人でも難なく使えるシステムの導入」が望ましいのでしょうが、利用に際して知っておきたい最低限の知識は必要です。大病院でも「ネットにつながらない」「プリンタから出力されない」等のようなことを院内SEさんに連絡しても、向こうも忙しくてなかなか来てくれないということもあります。単にLANケーブルが抜けてる、電源が入っていない、プリンタの紙がない等々の簡単なことは院内SEさんの手を煩わせずに自力で解決出来るようになりたいという声がありました。

 体系的知識を身につけるための情報処理技術者試験と医療情報技師検定試験

 そして、「部署代表として要望を適切に伝えて反映してもらえるように、院内SEさんやベンダ担当者さんと丁々発止でやり取り出来るようになっておきたい。」という要望もありました。

 まずは、情報処理技術者試験であればITパスポート試験合格、医療情報系としては医療情報技師試験合格を狙いたいという複数の方々からの声を受けて各試験対策を行います。

 さらに、ITパスポート試験クリア組には、基本情報技術者試験や情報セキュリティマネジメント試験合格対策を行います。合格した暁には応用情報技術者試験、最終的にはネットワークスペシャリスト試験や情報セキュリティスペシャリスト試験等の高度試験合格を目指します。

 基礎固めをしっかりと行います

 これだけであれば、単に専門学校の資格講座に過ぎません。もっと根本的なことを聞きたいという強い要望が複数寄せられました。「2進数とは何?」「サブネットとは何?」「どうして無線LANで通信出来るの?」等々、他の人に聞きたくても聞けなかったことを聞いてみたい。基礎からきちんと理解したいが、独学での限界を感じたという方々向けに実施する計画です。

 コンピュータ基礎の特定分野のみピンポイントで講義を受けたい方も、ITパスポート試験基本情報技術者試験対策のために対象分野全て網羅したいという方にも対応出来る講義を想定しています。

 「なんとか院内でITスペシャリストを自前育成出来るよう種を蒔いて行きたい」という気持ちは共通です。「実際に勉強してみたい」「興味があるんだけど、どうしたらいい?」「基本情報や応用情報受験してるけど、なかなか合格出来ない。どうしたらいい?」「高度試験まで狙いたいけど独学はあまりにもハードルが高いし、相談出来る相手がいない。」等のような御意見ありましたら、Twitter @amagasaki820までお願いします。

 (佐賀県教育委員会の教育情報システム問題については後ほどアップ予定です)