NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

【福井県池田町】さすがにプロを雇わないと拙いのでは?

 こんばんは。昨日のお話の続きになりますが、福井県今立郡池田町についてWikipediaで調べてみました。人口2604人とあります。人口分布は60歳以上が多くなっています。そして、特別豪雪地帯の指定を受けているそうです。町内に鉄道路線はなく、バスが唯一の公共交通機関となっているようです。と、福井市鯖江市とも隣接しているそうです。

 こうしてみると、SIerさんも足を運びづらいのかなとも思えてきました。小規模なので、役場内配線は素人工事で家庭内LANの延長線上的な感覚で運用していたんじゃないかという気がしてなりません。
 そんな状態だったとしても、今まではなんとなく使えていたんだろうと思います。「こんな小規模な自治体だから、誰も攻撃して来ないだろう」と高をくくっていたんじゃないかと思われても、今回の事件を引き起こしてしまった以上やむを得ないですね。
 で、まさかの今回の失態。もしかして、「勤務時間中にエロサイトを見に行ったりする不届き者は役場にはいないだろう」という性善説が罷り通っていたのかもしれません。

  いやいや、それではいかんだろう…

 もうそんな牧歌的な時代はとっくの昔に過ぎ去ってしまってるんですが。「ITのことは難し過ぎてよく分からん」とか言って放置されていたのかもしれません。

 ここは思い切って、情報系技術職員を雇いましょう!

 「でも、お金がないし…」とか言ってる場合ではないと思います。散々悪評が全国に知れ渡ってしまっているわけですから、このまま何もせずに指を咥えて見ていたら即終了ですよ?プロがいれば、県やSIerとの間に入って立て直してくれるかもしれません。この悪評を逆手に取って「お願いします。なんとか立て直してくれる勇者を求めています!」とかやれば、Iターン希望者が出てくるかもしれませんよ?
 「ピンチはチャンスだ」とよく言われます。ここで諦めてしまうか、逆転狙いに打って出るか…。
 地方自治体は住民の高度な個人情報を扱っているわけですから、役場職員の方々には高いITリテラシーとセキュリティ意識が要求されるはずです。「手が回らなかった」とか「新規採用するだけの財源がない」とか言い訳を考えている暇があったら、今すぐにでもITのプロを雇いましょう。
 財源?町議会事務局長の(ry 
 それぐらいしないと窮地からは脱出出来ないんじゃないでしょうか?「ごめんなさい」では済まないところまで来てると思いますよ…。マジで。