NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

フィッシングサイトに騙されないために

 こんばんは。4日ほど情報処理技術者試験ネタが続きました。年2回のIT屋にとってのある種「お祭り」みたいな側面もありますので、ついついあれこれ書いてしまいます。(^^;;

 今日は昨日の記事で少し触れたフィッシングサイトについて少し書いてみようと思います。Twitter上でも話題になってまして、amazon-co-jp.pwという偽サイトが存在していて、実際に被害者が出ているということだそうです。PCでブラウザを立ち上げておると、アドレスバーにURLがフルに表示されるので目につきやすいのですが、スマホでアクセスしているとブラウザでURLを全て表示してくれないので見落としてしまうこともありがちです。今回の場合は見落としにくいはずですが、うっかりしてパスワードを入力してしまったのでしょう。こういう場合はパスワードを入力する前にURLを確認して、偽サイトでないことを確認してからにすべきだと思います。無条件に信用してホイホイとパスワードを入力しないようにしましょう。それと、httpsになっているかどうかも確認しておく癖をつけておきたいところです。Amazon楽天に代表されるように、ショッピングサイトではクレジットカード情報やパスワード入力もありますので、通信経路を暗号化して盗聴を防ぐためにhttpsで通信するようになっているはずです。なので、パスワードやクレジットカード情報入力画面でhttpになっている時点で疑ってかかるようにすべきです。このようなこともあるために、常時SSL化しているサイトも増えて来ましたね。例えばGoogleもそうですし、TwitterFacebookもそうですね。(ようやくYahoo!も常時SSL化をアナウンスしましたが、今すぐというわけではないのが惜しいです。)

 注意したい点としては、「きちんとURLを確認する」ということと、「個人情報の入力が必要なサイトではhttpsで通信するようになっているか」を確認するだけでなく、リンクがあった場合に何も考えずにクリックするのではなく、リンク先のURLを確認する癖をつけておくことが大事だと思います。
 PCであればブラウザ左下にリンク先のURLが表示されますので、確認してからクリックするようにすることで未然に被害を防げる可能性が高くなります。メールの場合も同様に、本文中に記述されているリンクをいきなりクリックするのではなく、リンク先を確認してからクリックしたいところです。特に本文にリンクしか書かれていないメールは怪しいと考えた方が良いです。
 こういう意識付けが少しでも被害を減らすことにつながればいいなと思う今日この頃です。