NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

鉄道各社のモバイル機器利用環境

 こんばんは。出掛ける際に特急や新幹線を使おうかという気になる距離というのはどれぐらいでしょうか?個人的主観になりますが、大阪市内を起点に考えると、西は岡山、東は岐阜、北陸方面なら敦賀、北なら篠山口、南なら和歌山が基準になります。新快速や快速で移動するには少々時間のかかる地域だと特急に乗ろうかという気になります。
 私鉄だと南海だったら泉佐野河内長野近鉄だったら大和八木あたりから向こうだったら迷わず特急(指定席車両)に乗ります。それなりに時間がかかって、確実に座れるというメリットを考えると、これぐらいの距離感かなと思います。

 さて、マクラで取り上げた話に関連しますが、今回は在来線特急や新幹線や私鉄有料特急車内のモバイル機器利用環境について書いてみたいと思います。
 JR西日本ではくろしおやサンダーバードの一部座席にはAC電源コンセントがついています。(はるかに付いていたかどうかは記憶が定かではありません)新幹線にも一部車両・座席にはついていたりします。なので、可能な限りAC電源コンセントのある席を選ぶようにしています。東京方面の事情は分かりませんので、ここでは割愛させていただきます。(詳しい方コメントいただけましたら幸いです。)
 私鉄だと有料座席指定特急を運行している南海電車ではなんば駅から和歌山市駅に行く特急サザン(プレミアムのみ)には各席にAC電源コンセントが整備されています。空港特急ラピートにはコンセントはないのが少々残念です。なんばから35分程度なので、敢えて設置しないのかなという印象があります。
 近鉄だと阿部野橋駅から吉野駅まで行く特急さくらライナーにはAC電源コンセントが各席に設置されていました。調べてみると、しまかぜ・伊勢志摩ライナーの一部には設置されているようです。名阪特急アーバンライナーには設備がないようです。ビジネスユースが最も多いだけに非常に残念です。こうしてみると、押し並べて新型車両にはAC電源コンセントが整備されている印象があります。名古屋の場合、名鉄にはミュースカイを含めた特急(特別車両)全てにおいて、AC電源コンセントは設置されていないようです。
 スマホタブレット等のモバイル機器が普及したのはここ数年ですし、鉄道会社の新型車両を導入するタイミングがまだ追いついていないということなのかもしれませんね。最近のニュースでは、京阪電車が有料座席指定特急を設定するために新型車両を導入するようですし、京王電鉄も同様に有料座席指定特急を新型車両で導入するというような話もあるようです。個人的には車内のWi-Fi環境整備よりも先にAC電源コンセントの各席に設置を優先して欲しいなと思う次第ではあります。急なスマホのバッテリー切れは致命的ですし、電車移動では基地局切替でどうしても普段よりバッテリーの消耗が早くなりますので、なんとか前向きに鉄道会社の中の人には是非是非前向きに検討いただけないものかと考えております。