NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

学校におけるITリテラシー

 こんばんは。気がつくと3月29日ですね。「朝起きたらうるう月になってないかな。」と思うことがたまにあります。年度末の慌ただしさはなんとかならないものかと思います。(^^;;

 さて、今日のネタですが「学校におけるITリテラシー」を取り上げてみようかと思います。以下のURLですが、生徒が教師に対してITリテラシーを説いているわけではありません。

高校生が教師にSNSを教える講座 神奈川 | NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160328/k10010459441000.html

 実際のところ、教師側もITに詳しい人は少ないんじゃないでしょうか。年齢的にはものもあるかもしれません。担当教科によっても違うかもしれません。しかし、ここ1〜2年の学校(小中高を想定。ここでは大学・短大・高専等を除きます。)でのIT環境導入にはいろいろ問題がありますね。以前書いたネタで、某県で小学校で無線LANタブレットを導入したけど全く使い物にならなかったというお話がありました。学校も教育委員会も全く分かってなくて、ベンダー丸投げという図式があったんだと思います。百歩譲って(気持ち的には譲れませんがそれはそれとして(^^;;)、「下位レイヤには明るくなくても、上位レイヤ(アプリケーション)についてはもう少し理解しているだろうな。」と思いたいところではあります。(注:ここで言う「アプリケーション」とは、smtpやhttpやpop3とかいうようなプロトコルの話ではなく、LINEやfacebookTwitterのようなweb上のサービスと解釈して下さい。m(_ _)m)
 でも、実際のところ、生徒に適切な使い方を指導したり、セキュリティに関して見識を持ってる教師がどれだけ存在するのか疑問符が付きます。それなりに存在していれば、某県のような使い物にならないシステム導入はなかっただろうと思います。(あるいは口を出すと粛清されたりするんだろうか?((((;゚Д゚))))))))
 まず、ここに挙げたサービスも「インターネット上で提供されているサービス」であるということを認識していて、きちんと生徒に何が問題なのかを伝えられる教師がどれだけいるのか気になります。スマホタブレットで使っていると、専用アプリで使うのが便利ですから、ついそちらを使ってしまいます。わざわざブラウザでアクセスしようとは普通思いませんよね。(^^;;
 このあたりから説明して出来るとかなり説得力が出てくるのではないでしょうか。「インターネットは誰でもアクセス出来る」ということを説明出来れば、「自分の仲間内しか見てないから大丈夫だと思った。」という生徒に対してちゃんと説明出来ると思います。他にも「自分は友人しかフォローしてないから大丈夫」というのもまた違うんだということを上手に説明出来る教師がどれだけいるのかも気になってます。上述のように、インターネットは誰でもアクセス可能であるということから分かるかと思います。当然知らない人からもリプが飛んでくることもありますし、リツイートされることもあり得ます。そのあたりの仕組みをきちんと理解出来ていれば、「なぜ炎上するのか」ということも同様に説明出来るのではないでしょうか。
 今最も必要なのは、「学校の教師こそきちんとITリテラシーを学べ」ということなんじゃないかと個人的には思います。