NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

プライベートIPアドレスの逆引きを定義しておく

 こんばんは。3月は異動の季節ですね。遠方に異動される場合だと早目に内示があったりしますよね。社外でもいろいろやり取りのあった方が動かれると寂しいものがあります。昨日そういう話を聞いて少々センチな気分になったのでありました。

 さて、今日の本題ですが、プライベートIPアドレスの逆引きについてです。プライベートIPアドレスということは、社内LAN上に構築したDNSサーバの話ですよね。外からアクセスされることはないので、ルーズな構成にしていたりしませんか?「面倒だから正引きだけ設定しておけばいいか。」というようなことを考えて実行したりしてませんか?メールサーバや一部で逆引きを要求するアプリケーションが存在しますので、逆引きクエリを解決しようとして、インターネット上に問い合わせを試みようとします。そもそもプライベートIPアドレスは組織内限定アドレスですから、インターネット上にクエリを投げてしまうこと自体が問題になります。余計なトラフィックを発生させてしまうことになりますので、プライベートIPアドレスの逆引きは自社内で解決するようにしないといけません。万が一出て行った場合、Blackhole Serverが存在するので、これがクエリを返します。でも、これに頼ってはいけません。正引きで定義したIPアドレスはちゃんと逆引きを定義しておきましょう。必ずしも全てのプライベートIPアドレスについて逆引きを定義する必要はありません。(意図的に逆引きクエリを投げるユーザがいるかもしれません。そういうユーザがいそうであれば対策しておくのはありかと思います。)