NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

無線LANにありがちなこと(5)

こんばんは。 glibcライブラリの脆弱性絡みでDNSにも影響するという話を耳にして、戦々恐々としている不覚亭ヨウ素でございます。m(_ _)m

 さて、無線LANネタの在庫がありましたので、もう少しだけお付き合い下さい。(^^;;
 無線LAN環境というと、大きく3つに分けられそうです。1つは社内無線LAN。2つ目は公衆無線LAN。最後は家庭内無線LANでしょうか。今回は家庭内無線LANの話をさせて下さい。自宅でPCやスマホタブレットを無線接続すると、結構いろんなSSIDが表示されませんか?マンションだと、両隣や上下や斜め向かい等、あちこちから漏れ電波が飛び込んできます。これが都心部のオフィスで、高層ビルが立ち並んでいるような場所だと思わぬところから情報漏洩なんてことも起きかねません。「でも、家庭内無線LANなら大丈夫だろう。漏れて困るような情報はないし。」と思っている方はおられませんか?「お宝画像」がうっかり漏れてしまったりすると、((((;゚Д゚))))))) ですよね。
 ちょっと前に他人の家で使っている無線LANが隣人にタダ乗りされた事件がありましたね。たぶん全く暗号化してないか、WEPで緩いキーを設定していたのでしょう。(もしかしてデフォルトのままとか?) 不正利用されると、思わぬとばっちりを喰らう可能性もあります。ここはWPA2-PSKで長めの文字列にしておいた方が良いかと思います。可能であれば出力を絞るようにした方が良いかと思います。わざわざ外に撒き散らす必要もないんですけどね。
 ここからは一般的な話ではないので、さらっと流していただいても結構です。ラズパイでプロキシサーバを組んで、IDとパスワード必須にするとか、VLAN対応のルータを使って、複数SSIDを出せる無線APと組み合わせて、囮側SSIDはどこにも出て行けないような設定にしておくとか。(^^;;
 安全かつ快適に使える家庭内無線LAN環境を構築しましょう。