NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

情報処理安全確保支援士集合講習の受講料支払を終えました

 こんばんは。今年4月に情報処理安全確保支援士登録を済ませたわけですが、当然それだけでは済みません。毎年のオンライン講習と3年ごとの集合講習を受講しないといけません。

 で、情報セキュリティスペシャリストやテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)既合格者については、特例で登録申請可能です。ただ、合格してから少々時間が経っている合格者は初年度に集合講習を受講しないといけません。

 そんな話をしようとしたら、ITproで以下のような記事を見つけました。

itpro.nikkeibp.co.jp

 こちらは集合講習ではなく、オンライン講習についてのお話です。私も夏に受けたんですけど、個人で負担するには高いよなぁと思いましたよ。>2万円

 個人的意見ですが、資格は個人に帰属するものと考えています。なので、資格維持にかかる費用は個人負担だと思っています。その代わり、講習を受けるために出張・研修扱いにしてくれるとか、研修受講時の業務に配慮してくれるとか、資格を活かせるセクションに配置換してくれるとか、Win-Winな関係になれるような配慮はお願いしたいところです。

 話は逸れましたが、「立場上『高いっすわw』とは書けないから、こういう表現になるんだろうな…。」と思わず察してしまいました。

 あ、決してIPAをdisってるわけではありませんので、念のため。職場で負担してもらえる前提での2万円を高いと見るか、安いと見るかは意見が分かれます。また、個人として負担する場合の2万円はこれとは違った基準になると思います。

 要は「投資額以上の見返りがあるかどうか?」という話に尽きると思います。現時点ではまだ「見返り」はないですが。(^^;

 オンライン講習を受講し終えて、今度は集合講習を受講するわけですが、これが80,000円(非課税)です。ITproの中の人はこれをどう見るのかが気になります。会社視点で見るんでしょうか?個人視点で見るんでしょうか?そのへんも気になります。

 私の場合は個人負担ですので、やはり「高い」と感じます。このへんもう少しなんとかしないと裾野が広がって来ないんじゃないかと思うんですよね。だって、この負担額がiPhone8 64GB(税抜)とほぼ変わらないんですよね。

 そう考えると、「iPhone8 64GBと引き換えに受ける講習が等価とみなせるか?」となるんですよね。実際どうなんでしょうか。まあ、とにかく受講してきます。内容に関しては語ることが出来ませんので、「察して下さい」になると思います。<(_ _)>

BSフジ「熱響の時・オールナイトニッポン50年の系譜」

 こんばんは。昨夜は地上波(テレビ朝日系列)では、「シン・ゴジラ」が放送されていました。多くの方々がチャンネルを合わせていたようですが、その裏のBSフジでオールナイトニッポン50周年記念特番が放送されていました。こちらですね。

www.bsfuji.tv

 MCに上柳昌彦氏、乃木坂46新内眞衣氏、そして、あの久保能町コンビが帰って来る!!!「これは見なくては!」ということで、諸般の事情でHDDレコーダーに録画しておいて、前半を昨夜遅くに見ました。

 いやぁ、懐かしいです。笑福亭鶴光師匠に中島みゆき氏にビートたけし氏…。(前半はここらあたりのビッグネームについて取り上げてました)いずれも8~11年と、長寿番組でしたね。学生時代から社会人になって少々ぐらいの期間に相当するので、終了後30年前後経っていても、記憶は結構残っているものです。(^^;

 この番組では取り上げられませんでしたが、鶴光師匠がラジオ大阪での2部もネットを呼び掛けたというような話があったようです。そのときのことは記憶にないですが、私自身もラジオ大阪で聴いていたクチでしたので、3時直前にフェードアウトしてしまうことが残念で仕方ありませんでした。で、3時からの放送も気になっていたので、ニッポン放送を直接受信するか、電波状態の良くないときはKBS京都を受信していました。

 ただ、ラジオ大阪は今でもそうですが、1部しかネットしていません。3時からは走れ!歌謡曲なんですよね。(当時は土曜日も放送していた)

 なので、たいへん恨めしく思いました。大阪には民放AM局が3局あるにもかかわらず、2部が全くネットされないというたいへん歪な状況でした。土曜だけは5時までネットしている局が多かったので、「なんだかなぁ」と思いながらKBS京都で聴いていたことが懐かしいです。

 ビートたけし氏のオールナイトニッポンについて語ってほしいのに、この手の特番で全く話が出て来ないネタがあります。1981年1月1日の放送開始から3か月間は、1部ビートたけし氏、2部明石家さんま師匠という夢のゴールデンリレーが行われていたんですよね。(遠い目)ちょうど、ひょうきん族が放送されていた頃だと思います。3時前後のバトンタッチトークがどうだったのかとか、そのへんの音源を聴きたかったのですが、大人の事情で無理なんでしょうね…。orz

 もし、81年1月の段階で2部から1部昇格で「明石家さんまオールナイトニッポン」が実現していたら、「ビートたけしオールナイトニッポン」は誕生しなかったのかもしれませんね…。(さんま師匠とニッポン放送との確執はいろんなところで耳にしますが…)

 そして、中島みゆき氏のオールナイトニッポンについても取り上げられてました。放送作家の寺崎要氏のインタビューがありました。「歌のイメージとは正反対のキャラクターで度肝を抜かれた」的な話が出ました。しかし、オールナイトニッポン開始前に、MBSラジオナイターオフだけ毎週金曜日に1時間番組を担当しておられました。なので、中島みゆき氏のラジオでのキャラクターは既に一部では知られていたはずなんですが、そのあたりについては言及はされませんでしたねぇ。(当然と言えば当然か…)

 他にもいろいろ書きたいことはあるのですが、後半部分を見てから後日書いてみようかと思います。<(_ _)>

2進数や補数に関する講義(!?)用資料を準備中

 こんばんは。今週土曜日に関西すだち会という医療機関に勤める方々が集まる勉強会がありまして、その席で1時間ほどIT基礎に関する講義をする予定です。

 そこで、ITの基礎≒コンピュータの基礎として、2進数とその周辺に関するネタを取り上げることにしました。ネットワーク分野でのIPアドレスサブネットマスクの話をするには2進数は必須ですし、データベース分野ですと、SQLで出て来るandやorの理解にもつながるのではないかと考えています。

 いずれにせよ、2進数の説明は必要なのかなと考えています。「そもそもなぜ2進数なのか?」というあたりは、コンピュータに関する基礎知識がほとんどなくて、ITパスポートや基本情報を受験しようとしている人にとっては躓きやすい項目でもあります。

 慣れれば別になんてことはないのですが、その領域に達するまでがたいへんなようです。上記試験を受験しようとした(受験した)人にとっては鬼門だという話を耳にしました。

 特に、2進数での減算を2の補数を使った加算になるという点を理解するのに苦心するようです。これは私自身も苦労しました。ベタなところでは、「引き算なのに、なぜ足し算?」という疑問がありました。そして、「補数とは何?」という説明や、「補数を加算した後にさらに1を加える」という点について、参考書を読んだだけでは理解しづらいという話も複数耳にしました。

 私自身も第二種(まだ基本情報と名称が変わる前の話です。(^^;;)受験勉強時にこのへんで苦戦しました。このあたりを如何にして分かりやすく説明するかが土曜日の課題かなと思っています。

 他にも時間的余裕があれば、2進数での乗算・除算についても触れてみようかと画策中です。さらに、リレーショナルデータベースに関しても話をしてみたいのですが、さすがにそこまでは時間がなさそうです。(^^;;

 実際に講義(!?)を行った結果は今週末に報告したいと思います。<(_ _)>

iPhoneX分割払い審査で落ちる人が増えていることによるAppleへの影響は?

 こんばんは。1週間ほど前にiPhoneXが発売になりましたね。価格が256GBで、税込約140,000円ですね。これはApple Storeで扱っているSIMロックフリー版の価格です。

 これがdocomoauSoftBank等のキャリアだと、月々サポートを除いた支払総額で見ると、140,000円+αになっているようです。実質負担額ベースで見ると、本質が見えにくくなります。

 これによって、iPhoneX分割払いローン審査に落ちる人が続出しているという話を耳にしました。こちらはニュー即ブログの記事からです。

newsoku.blog

 10万円を超えると分割払いに関する審査が急に厳しくなります。iPhoneXの価格が10万円を超えていることだというのは明白ですが、今までは一部の機種・容量で起きていたために、比較的目立ちにくかったと思われます。小さい容量の機種にすればクリアできるということもあったかと思われます。

 今回は64GBも256GBも10万円overなので、審査に落ちる人が出てくることになります。これらの人たちは今までもiPhoneユーザと思われます。「月々実質××××円」と謳われていたことで購入したのでしょう。2年縛りがあり、2年を超えると月々の料金が一気に上がる仕組みなので、機種変でも使い慣れたiPhoneを選択するということなのでしょう。

 審査に落ちてしまった人の選択としては、以下のいずれかになると考えられます。

  1. 諦めてAndroid機に同じキャリアに機種変する
  2. 1世代前のiPhoneに機種変する
  3. iPhoneSEに機種変する
  4. 現機種をSIMロック解除して他キャリア(またはMVNO)にMNPする
  5. iPhone中古機を購入して他キャリア(またはMVNO)にMNPする
  6. 仕方なく現機種を現プランで継続使用する

 いずれの選択肢にしても、Apple側にとっては最新機種のiPhoneを買ってくれる主力顧客を失うことになります。となってくると、キャリアとしてもiPhoneを取り扱うメリットもなくなってきそうです。実際にiPhoneXの在庫が余ってきているというような話が上記記事にも書かれていました。キャリア側も「SIMロックフリー機もあるし、Appleからの販売ノルマもきついし、うちで無理に扱わなくてもいいか…」というような方向にシフトする可能性もありそうです。

 となると、これがきっかけで「日本でのiPhone離れ」が本格化する可能性もありそうです。これを回避するとなると、「iPhoneの価格を最大でも税込100,000円以下に抑える」ということは必要かと思います。さらに、Android機もかなり使い勝手が良くなっているようですし、iPhoneからの移行のハードルも低くなっていると思われます。

 主力層がiPhone離れを起こさないようにするためには、100,000円でも厳しいと思いますので、税込70,000円以下ぐらいに抑えないと厳しいんじゃないでしょうか。「20,000円台のAndroid機でいいや」という流れが出来てしまったら、簡単には止められないように思います。

 そろそろこのへんで「行き過ぎた高級化路線」は見直す時期に来ているように思います…。

旭川医大vsNTT東日本の電子カルテシステム導入頓挫事件をさらに追う(2)・単年度予算が元凶か?

 こんばんは。昨日は旭川医大vsNTT東日本の電子カルテシステム導入頓挫事件に関しての続きを書きました。こちらです。

karasuma-kitaoji.hatenablog.com

 この中で触れた@IT側の記事では、「システム開発前にユーザとベンダが1年ほどかけて勉強会を行う」という提案があります。これを馬鹿正直に額面通りに捉えたとします。勉強会に加えて、実際のシステム構築を行うとすると、2年近くかかることになります。

 官公庁や独法等が抱える根本的問題に直面することになります

 「事前勉強会は有用だよなぁ」と、昨日記事を書いた時点では思ってました。ここで引っかかったのが「旭川医大国立大学法人だよなぁ…」という点でした。

 国立大学法人独立行政法人地方独立行政法人を含む)や官公庁は単年度予算編成ですよね。ここがネックになってくるんじゃないでしょうか。「3/31までに納品して検収終わらせるようにしてね♪」があると、年度を跨いだシステム構築が出来ないんじゃないかと。

 となると、1年かけた勉強会など夢のまた夢になりそうです。勉強会とシステム構築を別々に入札しないといけないというようなおかしな事態も発生しそうです。両者が同一ベンダならいいんですが、別々のベンダが落札するようなことになったら目も当てられません。(^^;

 ということは、複数年度に跨る勉強会+システム構築を同一ベンダで落とせるような入札の仕方が必要になってくることになります。これはこれで別の事務的テクニックが必要だという話になります。この点で挫折してしまったのも、頓挫の要因の一つなのかなとも思えてきました。

 「発注者責任」とは言うものの…

 次はITproの記事についてです。こちらは発注者責任を謳っておられます。一般論としては極めて正論だと思います。しかし、医療機関での医師と事務職(情報関係専門職もこちらに含めるものとします)の力関係は圧倒的に前者の方が強大です。後者に関しては、前者に比べて医療に関する知識が乏しいのが現実です。どうしても強く出られない現状があります。現状では情報システム部が「発注窓口係」に成り下がらざるを得ない不幸な面があります。

 で、これを解消するとなると、以前も書きましたように、情報システム部に医師免許持ちのSEを採用しないと解消しないんじゃないかという話になりそうです。ただ、院内の医師を兼務で情報システム部に所属させるというのは解決策にはならないと思います。本籍は医局側なので、最終的局面では医局側のスタンスで対応するのではないかと考えられます。

 やはり要ると思うんですよ。情報システム部に医学部卒のSEが

 結局ここに帰着するんでしょうね。医師(医局か?)と情報システム部が対等にやり合えるようにするには、医学部卒のSEが要るんでしょうね。情報システム部には。医師免許のない博士号(医学)持ちのSEでもいいかと思います。「医師免許持ってないんか」と思われるかもしれませんが、医療情報学で博士号を持っていると、医師側も認めてくれるのではないかと思います。(私自身は博士号持ちではないですが(^^;)

 情報システム部にもベンダにも院内の医師に張り合えるように、医師(あるいはそれに準じる人材)が必要なんだなと確信しました。

旭川医大vsNTT東日本の電子カルテシステム導入頓挫事件をさらに追う(1)

 こんばんは。先日@IT旭川医大vsNTT東日本の電子カルテシステム導入頓挫事件に関する記事の続きが掲載されていました。こちらです。

www.atmarkit.co.jp

 「実際の導入前にユーザとベンダで1年ほどかけて勉強会を行う」ということが成功へのカギになるのではないかと締めています。医師が極端に忙しい、ベンダ側に医療の専門家がいない、医療機関の情報システム部の立場が弱い等々、医療機関の特殊性を十分鑑みて、開発着手時に追加要望が出ないようにするということは確かに大事だと思います。

 このあたり、近日中にもう少し掘り下げてみますので、少々お待ち下さい。

 ちょうどITproでも旭川医大vsNTT東日本の電子カルテシステムについて取り上げた記事がありました。こちらです。

itpro.nikkeibp.co.jp

 こちらは発注者責任についてツッコミを入れられています。電子カルテシステムを導入(新規/更新の別を問わず)することは、牛丼屋に入って牛丼を注文するのとはわけが違います。「金は出すから、あとはお前らでやってくれ」という完全なお客様気分ではNGだということですね。これは同意です。

 ただ、そう思うようには行かない「医療機関の特殊事情」という話になってきます。そのへんは実際に勤務した者でないと分からない世界が広がっています。(^^;

 このあたりに関しても、近日中にもう少し考察してみたいと思います。

 今日のところは、ネタ振りということで、続きを少々お待ち下さい。<(_ _)>

めでたく通算100,000PV超えしました。<(_ _)>

 こんばんは。医療情報技師試験ネタやら、ITサービスマネージャ午後2論文ネタやら、iPhone関連ネタやら、いろいろ書きたいことはあるのですが、今回は別のネタを書かせて下さい。

 おかげさまで、昨年2月にブログを開始してから21か月にして、一昨日にめでたく通算100,000PVを達成いたしました!<(_ _)>

 開始当初は「とりあえず地道に毎日書き続けてみよう」を目標にしていました。「すぐにネタが尽きるんじゃないか?」という不安はありましたが、実際に書き始めてみると、書きたいネタがいろいろと湧き上がってくるものですねぇ。ネタ切れは杞憂に終わっています。今のところは。(^^;

 これも習慣化すると、普通に出来るようになるものですねぇ。どなたが言っていたのかは忘れてしまいましたが、「歯を磨くように毎日の習慣にしてしまえば、『書かないと気持ち悪くなる』と思えてくる」というような話をされていたことを思い出して、妙に納得してしまいました。

 記事を書くにしても、「何か書かねば…」と意識しながら書いていたのは初期の頃の話でした。最近では、ネタ探しを特に意識することなく書けるようになってきました。自然とネタ探しをしているんですよね。不思議と。そして、最初の頃は1本の記事をひねり出すのに散々推敲しながら書いてましたが、最近は割とすんなり書けるようになってきました。場数を踏んできたせいか、アドリブが利くようになってきたように思います。

 これからもITを軸にして、自分の気になったことを取り上げて行こうと思います。引き続き今後とも宜しくお願いいたします。<(_ _)>