NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

SNSとの融合で息を吹き返した感のあるラジオ

 こんばんは。昨日はDNSSEC絡みのネタを書きました。一昨日の話の続きになりますが、SNSとラジオについて書いてみたいと思います。

 広告収入でラジオがネットに抜かれて久しいです。一昨日の記事になりますが、先週土曜日のオールナイトニッポン特番で鶴光師匠が「(オールナイトニッポンを)聴いてないと、月曜日の学校の話題に入れない」というようなことを話しておられました。

 当時はネット環境がありませんでしたから、ラジオが中高生の共通の話題の中心になっていました。もう30年以上前の話になりますが、かなりの発信力があったのだろうということがうかがい知れます。当時は「こいつ誰やねん!?」というような人がラジオ発で有名になって行くケースが多々見受けられました。しかし、人材発掘も常に当たるわけではなく、知らない間に消えて行く人もいました。外れた分は損失になりますから、むやみに冒険も出来ません。ある時期から、テレビで売れた人を連れてくるようになりました。その頃から凋落傾向が始まったのではないかと思います。

 その上、80年代半ばぐらいから民放FM局の開局ラッシュが始まりました。ライバルも増えてきますから、パイの取り合いになってきます。広告収入が減ってきたので、朝~昼のワイド番組でラジオショッピングが増えてきたのもラジオ離れに影響を及ぼしていると考えられます。

 しばらく低迷期が続くのですが、radikoらじる★らじるの登場で流れが変わってきました。確か、いきものががりのライブで開始前に「ラジオの聴き方」を案内したという話を聞いたことがあります。彼らが出演している番組のプロモーションもあるのですが、観客の中高生がラジオの聴き方を知らない(もちろん、皆が皆ではありませんが)ということなんだそうです。音楽を聴くのにスマホメインだと、ラジオに接する機会がないので当然ではあります。

 そこで、難視聴対策で始まったradikoらじる★らじるです。インターネット配信ということで、PCやスマホタブレットで聴けるようになりましたね。スマホアプリの1つになったことで、ラジオ局が新規リスナーにリーチしやすくなりました。iTunesYouTubeなどのアプリと横並びになることで、ラジオを持ってない人でも放送を聴けるようになりました。ある意味、ラジオがスマホアプリ化したとも言えるかもしれません。

 それにより、ラジオがSNSとの親和性の高さが発揮されました。ラジオのネタを共有するのにSNSが好都合だったのでしょう。Twitterでの投稿をリアルタイムで取り上げる番組も増えてきました。特にタイムフリー機能の提供が開始されてから、SNSを通じてシェアする場面が増えてきたように思います。BGM代わりにも使えますし、メールよりも気軽に投稿出来る点も相性の良さなのでしょう。

 従来の形に固執していたら、衰退一直線だったのでしょう。時代に合わせて形を変えて行くことで生き残り、反転攻勢に出ることも可能になってきます。これはラジオに限らず、あらゆることに言えるように思います。まさにダーウィンの進化論だなとも思いました。

 

「DNSが使えないトラブルが再来月やって来る?」

 こんばんは。昨日のSNS&ラジオネタについては、もう少し書いてみたいことがありますので、明日以降に続きを書いてみようかと思います。

 今回はITproでちょっと気になる記事が出てましたので、取り上げてみました。私自身も読み込めてませんので、表層的な内容になってしまいますが、その点御容赦下さい。

itpro.nikkeibp.co.jp

 「DNSが使えなくなる」という衝撃的なタイトルでした。1ヶ月ほど前にimpressのinternet watchの記事の方が詳しく書かれていますので、そちらを御参照下さい。

internet.watch.impress.co.jp

 DNSSECが関係してくるとのことです。DNSSECとは、「DNSの安全性を高めるための仕組み」です。DNSSECでは2つの鍵が用いられます。ゾーンに対して署名するZSK(Zone Signing Key)と、このZSKを署名する鍵であるKSK(Key Singing Key)の2つです。詳しいことは上記記事に譲りますが、問題になるのは、更新時期になるとリプライパケットが大きくなってしまうことです。新旧ZSK・KSKを含むパケットが1400バイトを超えるため、IPフラグメントが起きます。分割されたUDPパケットを正しく受信出来るかどうかという点が問題になってきます。

 「別にうちはDNSSEC使ってないし、関係ないはず。」と考える向きもあるかもしれませんが、IPフラグメントにより分割されたUDPパケットが受信出来なければ、名前解決に失敗します。IPフラグメントは間にあるネットワーク機器により起き得ます。ですので、無関係とは言い切れません。上記記事にもありますように、組織のDNSサーバでDNSSEC検証を有効にしていると、DNSKEYを受け取れずに名前解決に失敗する可能性があるそうです。BINDではデフォルトで有効になっていますので、今一度確認しておく必要がありそうです。

 9月19日に問題が起き得るかどうかをチェックする方法もimpressの記事の方に書かれていますので、そちらを御参照下さい。

 私の方も上記記事を読み直して、これからさらなる情報収集を行う予定にしています。何か新しい情報がありましたら、書いてみようと思います。

IT化の進展により求められる能力の変化をラジオから知る

 こんばんは。先日の3連休初日の7月15日のお話です。ニッポン放送13:00〜17:00

に「ありがとう!オールナイトニッポン50周年クロニクル」が放送されていました。生放送だったのですが、当日聴けず、radikoプレミアム+タイムフリー機能を使って、連休最終日に4時間通しで聴きました。

 笑福亭鶴光師匠による当時の話や、高田文夫氏・松村邦洋氏による「ビートたけしオールナイトニッポン」に関するエピソードなどが取り上げられていました。

 ここで気になるのは、笑福亭鶴光師匠が「ハガキだと1週間考えてネタを練る」という趣旨の話をされていたことでしょうか。確かに当時はインターネット環境がなかったわけですし、FAXもなかったので、唯一の手段はハガキでした。そのへんを考えると、「じっくり練る」というスキルが重要だったことが分かります。

 しかし、現在ではインターネット環境の普及により、メールやSNSを使って、放送中でもすぐにリアクションがありますから、1週間などとそんな悠長なことを言ってられません。即座に反応する能力が要求されます。「考える間がない」という風にも取れそうですが、瞬発力が要求されるようになったんだと思います。昔のラジオパーソナリティとは全く別の才能を要求されるようになったのだと思います。それがいいのか悪いのかは別にして、時代の変化には追従して行かないと生き残れません。

 現在のラジオ番組において、パーソナリティを務めるためには「反射神経」を鍛える必要があるのだと思います。これはIT化された職場でも同様のことが言えるかと思います。昔であれば、相手の反応を待って数日ペースで処理出来ていたものが、数十分〜数時間で処理しないといけないというようなことがあります。昔のやり方で許される場合もありますが、往々にしてそうは行かない場合の方が多いですから、順応して行かないといけないんだろうなというようなことを感じた4時間でした。

 

性質上Instagramを使えなさそうな業種でも…

 こんばんは。Instagramネタが続きます。連休中でしたので、出かけた先でいろいろ見掛けることが多かったこともあります。

 今回は(比較的)近所のスーパー銭湯に行って来ました。入口にFacebookTwitterInstagramとLINE@のQRコードを掲示してました。「スーパー銭湯Instagram?」と疑問が頭をもたげます。「風呂場=裸なので、アップロード出来る画像も少ないんじゃないか?」と考えてしまいました。

 正直なところ、スーパー銭湯ではInstagramは無理なんじゃないかと思ってました。なので、「Instagramを性質上使えない業種が存在する」というネタで行こうかと考えていたのですが、その考え方は見事に打ち砕かれました。「どんなもんかな?」と思って、当該アカウントの投稿を見てみたんですが、被写体はいろいろあるんだなということに気づかされました。レストランや軽食コーナーのメニューをアップされていたり、イベントのポスターをアップしていたりと、いろいろやりようはあるんだろうなと感じました。

 FacebookTwitterInstagram・LINE@と性質の異なるSNSを複数押さえていて、上手く使いこなしている感じが伝わってくるあたり、きちんと戦略が練られているんだろうなと思いました。「とりあえずやってみました」的な企業や個人商店も少なくないです。「業種的に無理があるんじゃないか?」というところでも、映してはいけないものをあらかじめ除外しておいて、残ったものから「何が使えるか」をきちんと押さえた上で、アピールしたいネタを具象化して画像として撮影し、アップロードしていました。

 SNSを活用するにしても、「うちは無理だ」と諦めずに「出してはいけないもの」「何をアピールしたいか」「ユーザが何を望んでいそうか」あたりを踏まえて考えてやれば十分使えるのではないだろうかと湯船に浸かりながら考えた連休最終日なのでした。

Instagramをイベントに取り込んでいる事例を考える

 こんばんは。昨日は観光地にある飲食店でのInstagramアカウント活用について書きました。最近は観光地に限らず、店のInstagramアカウントをアピールするケースが増えてきました。我が家の近所の美容室も店としてのアカウントを取得して、カットスタイルの画像をアップしてプロモーションに利用しています。

 最近の傾向として、InstragramとLINE@推しな傾向が見られます。一時期ほどFacebookアカウントをアピールしなくなったような印象があります。若年層から敬遠されていることも影響しているのでしょうか。で、その若年層に最も使われているInstagramに力を入れているといったところでしょうか。(個人的にはTwitterがあまり前に出て来ないのが少々寂しくもあるのですがw)

 で、ここから本題に移ります。昨日、神戸にある須磨海浜水族園に行ってきました。開園60周年ということもあり、夏休み中は連日22時まで開園したり、他にも様々なイベントを打っています。

 その中の1つにInstagramを使った企画があります。こちらです。

sumasui.jp

 Instagramを使ったキャンペーンとして、水族園公式アカウントをフォローして、お題に沿った撮影画像を指定ハッシュタグをつけてアップするという代物です。で、投稿者の中からグランプリを決定し、当選者にダイレクトメッセージが届くということになっています。

 キャンペーン自体は第三弾まで実施されていて、HPに出ているのががこれに該当します。残念なことに今月13日で終了しています。

 若年層、特に女子ウケしているInstagramを上手にイベントに取り込んで、プロモーションと連動させているなと感心しました。公営機関が実施しているから、余計にそのように思ったこともあります。これがアナログ時代だったら、手間やコストやタイムラグなどの様々な障壁があるので、やりたいと思っても出来なかったことだろうというのは容易に想像がつきます。SNSで画像を共有したいという心理を上手に利用していますし、経費も比較的抑えられたのではないかと思います。ネット上で取り上げられて話題になることを期待した向きもありそうです。

 そう言えば、今年は浴衣を着てきたら割引というようなお知らせはなかったようです。割引による減収おデメリットの方が大きかったのでしょうか。Instragramと水族園。撮影対象として「おいしい」素材がいっぱい存在するわけですから、これを利用しない手はないのだろうと考えるのは納得行きます。この企画にゴーサインを出した責任者もSNSに対する理解があって、宣伝効果もあって、費用対効果も十分期待出来るという風に判断出来たのだろうと思われます。

 自分たちの持っている「コンテンツ」と、SNSを上手に組み合わせることで集客につなげることが出来る事例なのかなと、夜の水族館で考えた次第でした。

観光地でのAC電源コンセントとInstagramアカウント増加

 こんばんは。昨日は長浜に行ってきました。十分元が取れるということで、夏の関西1デイパスを使いました。大阪駅から新快速で1時間40分ぐらいでしたでしょうか。f:id:amagasaki820:20170715230836j:image

 長浜駅を降りて黒壁スクエア周辺をウロウロしてきました。観光地ですから、いろいろと写真を撮りたくなります。となると、スマホを使って写真を撮りまくりますから、自ずとバッテリーを消費します。撮影した写真をSNSにアップすると、これまたバッテリーを消費します。

 AC電源コンセントが使える環境整備を期待します

 こうなってくると、スマホのバッテリー残量が心許なくなってきます。どこかで充電する必要が出てきます。しかし、黒壁スクエア界隈でAC電源コンセントを装備したカフェなどは見当たりませんでした。タリーズドトールやスタバやマクドナルドなどではAC電源コンセントを備えている場合があるので、御世話になることはあります。

 しかし、長浜駅周辺に上記のカフェなどのチェーン店は見当たらず、チェーン店でない飲食店などでもAC電源コンセントを設置している施設は見当たりませんでした。(私が確認出来なかっただけかもしれませんので、「うちは提供している!」という御指摘がありましたらお願いします)

 飲食店でしたらそれなりの時間滞在しますから、充電用のAC電源コンセントが設置されているとたいへん助かります。なんとか御一考いただけませんでしょうか。AC電源コンセントのある店をまとめた地図を作って、観光案内所で配布してもらえると飲食店の利用も増えるのではないでしょうか。

 SNSの活用を観光客増にどのように結びつけるか

 関連して、黒壁スクエア周辺でInstagramアカウントを宣伝している店がありました。最近、SNSを積極的に利用して店のプロモーションに活用するというケースをよく見掛けます。美味しい食べ物だとSNSにアップしたくなりますよね。素材にこだわりを持った地元の果物を使ったジュースやパフェやフルーツサンドを提供している店です。周辺を見た限りでは、積極的に店のSNSアカウントをPRしているのはこの店だけでした。

 こうしてみると、SNSをまだ「点」としてしか活用出来てないような気がします。ここは周辺の店毎にアカウントを取得して、「線」や「面」になるような展開に結びつけることが出来ないものでしょうか。そうすることによって、結果的に観光客の増加につながるような気がします。

 AC電源コンセントの整備とマップ化、域内店舗のSNS積極活用。このへんが上手く進めば、観光客にも店側にもメリットがあるのかなと感じた1日でした。

本日はショートバージョンで<(_ _)>

 こんばんは。今日は社内SEオフということで、梅田で呑んでました。その関係で、今回はショートバージョンになります。詳しくは改めて書こうと思いますが、秋期情報処理技術者試験に向けての対策スマホアプリと使用感のさわりを書いてみます。

 ITサービスマネージャ用アプリ自体が少ないです。受験人口が少ないですしね。(^^;;

 どうしてもITパスポートや基本情報やセキュマネ用アプリが多くなりますよね。受験人口も多いですし、記述式でない分親和性があるのかも。

 そんなわけで、どうしても中心は午前2になってしまうのは応用・高度試験では避けられないことですね。

 で、現在は流通してませんが、午前1とITサービスマネージャ午前2過去問アプリを使っていました。確かに電車の中で使う分にはいいです。ただ、頼りすぎると丸暗記になってしまう危険性はあります。

 そういう意味では、現在App Storeで販売されているITサービスマネージャ用アプリは午前2以外に午後1・午後2についても対策可能になっています。(電車内で論文対策はつらいので、別の形になるでしょうがw)

 先日購入した翔泳社電子書籍と一緒に勉強の進捗と合わせて報告してみたいと思います。少々お待ち下さい。<(_ _)>