NW屋的日常徒然日記

ネットワークを専門にする元社内SEの日常とITネタ諸々を綴って行きます。

MVNOに切り替えてから国民生活センター等に苦情が届いているらしい

 こんばんは。今日はMVNO関連のネタです。最近「格安SIM」「格安スマホ」という単語が普通に聞かれるようになってきています。一昔前はスマホに詳しい層がデメリットも理解した上で、積極的に利用するという構図がありました。

 これらの単語が特にスマホやガジェットに詳しいわけではない一般層にも浸透してきました。しかし、「格安」という修飾語だけが独り歩きしている感が否めません。

 以下はITmediaの記事です。

www.itmedia.co.jp

 「メールが送れない」というのは、docomo.ne.jpやezweb.ne.jpなどのキャリアメールが使えないということですね。「docomoauSoftbankではないから仕方ないだろう。」という風な発想にはならないようです。

 「端末が使えない」というのは、たとえば、docomo回線を使ったMVNOのSIMにSIMロック解除していない他社の端末を使おうとするようなケースでしょうか。

 「格安SIMというのはそういうもんだ」という風に、メリット・デメリットを理解している人にとっては普通のことでも、そうでない人にとっては「なんで出来へんねん!?」という話になりがちです。

 こちらはimpressの記事です。

k-tai.watch.impress.co.jp 

 携帯電話キャリア大手3社のように、あちこちにショップがあるわけではないですよね。リアル店舗を持っているMVNO自体が少ないですね。家電量販店に間借りするケースが多く、完全自前店舗を持っているのはレアケースかと思います。(楽天モバイルやmineoぐらいしか思いつきません)

 大手3社に比べて安いのは、リアル店舗がほとんどないことや、サポートをほとんど省いていることなどでコストを抑えているということに起因します。ここが理解されていないようですね。上記の記事に出ているのは、「キャリアのサポートそのままで安少なる」と信じて疑わないケースがほとんどのようです。

 なので、「安いには安いなりの理由がある」ということを意識した上で、差額を懐に入れた分自力で解決する覚悟は必要だということを頭に置いておく必要があります。

 キャリアで使っているスマホをいきなりMVNOに切り替えるのはリスクが伴う場合があります。安全なのは、サブ機として購入したタブレット格安SIMを挿してみるといいかと思います。データ通信専用SIMですから、契約翌月には解約出来るケースも多く、比較的縛りが緩いので、試してみるにはお勧めです。これで様子を掴んでおいてからメイン機のスマホを切り替えるようにすると失敗がないと思います。

(私もそのクチでした)

2017年春期情報処理技術者試験解答速報等

 こんばんは。今日の情報処理技術者試験終了後、コメダ珈琲店で休憩し帰宅して、速報版ブログを書き終えました。その後、1人打ち上げを終えて、IPAのサイトから午前1及び午前2の解答をダウンロードして答え合わせをしました。結果、午前1は21/30、午前2は17/25でどうにかこうにか通過していることを確認出来ました。(^^;

 今回はあまり勉強出来てなかったのですが、低空飛行ではあるものの、無事通過出来て一安心です。

 で、焦点は午後1及び午後2に移ってきます。今回解いた問題について、情報処理関係の講座を開講している各サイトの速報を見ながら答え合わせをして行こうと思います。

 今日はそこまでの余裕はありませんので、自分自身の備忘録を兼ねてリンクを貼っておきます。システム監査(AU)以外の区分を受験された方々の参考になるようにリンク先を挙げておきます。

 まずはITECのサイトです。

www.itec.co.jp

 解答速報は19日となっていました。アカウントを作成して、自動採点サービスも利用出来ます。

 そして、こちらはTACです。

www.tac-school.co.jp

 こちらに関しても解答速報は行っているようです。午後問題の速報公開はITEC同様に19日の模様です。

 そして、こちらは大原です。

www.o-hara.ac.jp

 午後問題の解答速報は応用情報のみの模様です。

 各社解答速報が出揃った時点で、自身の解答を考察してみたいと思います。

 

【速報】システム監査技術者試験を受けてきました

 こんばんは。今日は年に2回の情報処理技術者試験でした。私も受験してきました。今回はシステム監査技術者試験(AU)を受験しました。昨年春は情報セキュリティマネジメント試験初回だったこともあり、受験自体は2年開いてしまいました。(^^;

 そして、午前1免除期間を過ぎてしまいましたので、今回は午前1から受験しないといけない羽目に陥りました。午前1は9:30スタートですので、午前1免除に比べて1時間少々早く起きないといけません。

 そうです。昨日書いた記事の通り、午前0試験通過のハードルが一気に上がります。(^^;

 で、昨夜は早く寝たのですが、途中でトイレに行くために起きてしまうということもあり、あまり寝られませんでした。(^^; うっかり二度寝して、気づいたら8:15でした。危ない危ない…。慌てて支度して20分で自宅を飛び出し、最寄駅構内のカフェでモーニングを食べながら試験会場への電車を待っていました。最寄駅への電車がちょうど出た後で、15分おきにしかないので急ぎモーニングを食べたという次第です。(^^;

 無事に試験会場に着き、9:10には着席出来てました。午前1試験が始まりました。ここはなんとか18問はクリア出来ているかとは思いました。午前2もほぼ無勉だったのですが、こちらもなんとか15問は出来たのではないかと思っています。(まだ答え合わせは出来てません。1人打ち上げ後にと思っています。)

 午前2終了後、試験会場近くの喫茶店でドライカレーセットを食べました。これは余談ですが、敢えて朝にコンビニでサンドイッチやおにぎりを買わずに試験会場に行きました。と言いますのも、この喫茶店が確実に入れることを過去の経験で知っていたこともありました。(^^;

 で、午後1試験だったのですが、問1と問3を選択しました。問3はネットワーク関連の問題でしたので、最初に選択しました。残り1問を問1か問2どちらを選ぶかですが、直観的に問1を選択しました。詳しいことは後日書いてみたいと思いますので、そちらの方を御参照下さい。<(_ _)>

 最後の午後2試験ですが、久々の論文です。2時間で最低2200字書く。しかも手書きで。こういう経験は普段してないものですから、果たしてちゃんと書ききれるのでだろうかという不安がよぎりました。選択した問題は問2でした。「情報システムの運用段階における情報セキュリティに関する監査について」でした。初めてスラスラと書くことが出来て、1時間半で退出することが出来ました。こちらについてもどういう内容かは後日言及しますので、少々お待ち下さい。<(_ _)>

 ということで、この後1人打ち上げしてきます。<(_ _)>

 

明日の情報処理技術者試験に向けて

 こんばんは。IT系業務に就いておられる方々や、情報系学科に在籍している方々にとっては年に2回の全国的イベントが明日に迫ってきました。はい。春期情報処理技術者試験ですね。私もダメモトでシステム監査(AU)を受験してきます。(^^;;

 何度も言われ続けてきて、「何を今さら」的なネタではありますが、うっかり忘れてしまうことも多いんですよね。(^^;;

 ということで、自戒の念も込めて事前確認事項やら何やらを書いてみたいと思います。

  1.  シャープペンシルの芯は十分あるか確認しておく
  2. アナログ時計はあるかどうか
  3. ティッシュを余分に確保しているか
  4. 試験場へのルートと電車・バスの時刻を確認しておく
  5. 試験場の近所にコンビニがあるかどうかの確認
  6. 昼食は朝のうちに買っておく
  7. 写真は撮ったかどうか
  8. 参考書を持って行くなら、ファスナーの付いたカバンに入れる
  9. 試験場の近くにカフェ・喫茶店・ファストフード店があるかどうか確認しておく
  10. 前日は早く寝る
  11. 前日の勉強は軽めに
  12. 当日朝は勉強するにしても、スマホアプリで午前問題程度に留める

  全部気をつけておきたいのですが、この中でも特に注意しておきたいのは、4、5、7、10あたりでしょうか。土曜・休日ダイヤですので、平日よりも本数が少ない点に注意して下さい。乗継のある場合は余計にですね。

 鉛筆やシャープペンシルの芯や時計や昼食などをうっかり忘れてしまった場合の頼みの綱がコンビニです。もちろん忘れないに越したことはないのですが、万一のことを考えて事前にGoogleマップYahoo!地図などで確認しておきましょう。精神的に余裕が出てきますので、気分的にもかなり違いますよ。

 写真はうっかりやってしまいがちです。証明写真撮影機を探して、見つけたら即撮影しておくようにしておくと安心です。もし、近くに写真屋があって撮影してもらえるのであれば、撮影してもらうのもアリです。(若干高くつきますが、プロの腕はお金に代えられません。(^^;;)

 ここまで準備出来ても、寝過ごしてしまったら即アウトです。これを一部では「午前0試験」と呼んでいます。普段、日曜日の朝はゆっくり寝る習慣がついていたら危ないです。寝られないと思っても、早目に(日付の変わらないうちに)床につくのがベターです。

 余談になりますが、9番も見ておくといいです。早く起きられたら早目に試験場の近くまで行ってみるといいと思います。気分的に余裕が出来ます。コーヒーを飲みながらパラパラと参考書をめくるぐらいがちょうど良さそうです。最近は早く行っても試験場の教室が開いてないということがあります。

 ちょっとしたクッションに試験場近くのカフェor喫茶店があれば見つけておくのがいいと思います。

 では、受験される皆様は明日頑張りましょう!

就活生が人事担当者のSNSをチェックする現実

 こんばんは。先週の話になりますが、ライブドアニュースにこんな記事が掲載されていました。

news.livedoor.com

 ここ最近、企業の人事担当者が就活生のSNSをチェックして、やらかしてないかという風に「品定め」をするということがメディアに取り上げられました。ちょっと前には「実名でSNSをしていない就活生は一体何をしているのか分からないから注意する。」というような人事担当者の声が報道されたこともありました。

 SNS利用者が大幅に増えた昨今、使っているのは就活生だけではありませんね。何らかのSNSを人事担当者も使っているはずです。となると、逆に就活生が人事担当者のSNSをチェックするということが起きてもおかしくありませんよね。しかも、今回の事例は人事担当者が本名を出していたようです。それはあまりにも脇が甘いんじゃないでしょうか。自分たちが就活生のSNSを検索していたのであれば、当然自分たちも検索される可能性はあるとは考えなかったのでしょうか?

 まさか、「自分たちは安全地帯にいる」と本気で考えていたのでしょうか?SNSは双方向ですから、自分たちの都合のいいようには行きません。場合によっては、今回のようにブーメランとして返ってくることもあります。

 だからこそ、企業や官公庁の人事担当者はSNSの正しい(安全な)使い方をきちんと理解しておく必要があります。ITリテラシーの向上は喫緊の課題ではないでしょうか。学生ばかりに何かを求めるのではなく、自分たちも襟を正してきちんと向き合うようにして、真摯に接する態度が求められているのだろうと思います。

 人事担当者も心のどこかに傲りがあったのではないでしょうか。「最近の就活生は電話に出てくれない」という不満が話題になりました。「電話を掛けたら出る」というのは、昭和の考え方ではないでしょうか。電話は相手の貴重な時間を強引に奪います。出られない状況にあるかもしれないこともあるかもしれません。非通知の電話は誰からか分からないので、出たくないというのもあるかもしれません。折り返しかけようにも電話番号が分かりません。メールやLINEやSMSやTwitterのDMなどで確認してから電話するというのが現在の主流だと思います。

 今までの方法論が通用しなくなっているということを認識する必要がありそうです。

FWX120側のスタティックルートを書き忘れるという大ボケ

 こんばんは。今回はRTX1210+FWX120+SWX2200+WLX202でのNW構築関連ネタです。RTX1210とFWX120の長所を上手く引き出そうと考えて設計しています。前者はルータ機能がメインなので(当然ですが)、ファイアウォール機能に特化した部分を後者に担わせようとしています。メールフィルタリングや外部システムを利用したWebフィルタリングなどもあります。P2P通信のフィルタリングも後者の方が適していると思います。

 そこで、両者のいいとこ取りをすべく、RTX1210とFWX120を接続すべく設定しました。迂闊なことに、FWX120-->RTX1210へのスタティックルートを書き忘れていました。(^^;

 FWX120の売りは「GUIで簡単設定」という点かと思います。そのキャッチコピーを真に受けて、VLAN設定とデフォルトゲートウェイの設定だけをweb画面上で済ませただけでした。(^^;

 そこで、RTX1210と接続しているインターフェースのポート(をスイッチングハブで分岐、PCを接続)や、シリアル接続してやればちゃんとつながるのに、RTX1210配下のSWX2200に接続したPCからは接続出来ないという状況に。

 RTX1210で指定したデフォルトゲートウェイであるFWX120のLAN1側インターフェースに接続出来ないし、pingも返って来ない…。

 「一体何が起きたのだろう?」と考えても思いつかず。一旦作業を中止して、後で考えると、単にRTX1210側に設定したLANへのルーティング情報をFWX120側に記述していなかったという単純ミスでした。orz

 GUIだけに頼っていると、イレギュラーな設定を見落としてしまうということはありがちですよね。一旦GUIで大まかな設定をした後で、忘れないようにCUIで確認して設定の確認をするようにしないといけないなと肝に銘じた今日この頃です。(^^;

 実際に設定を投入して動作確認した時点で、configを抜粋してみます。(実際に使っているIPアドレスそのものは書くわけには行きませんが。(^^;)

 「異なるインターフェースでタグVLANとLAN分割を設定する」に関しては、まだ上手く行ってませんので、そのへんも追って書いてみたいと思います。<(_ _)>

長崎県内の公立中学で他の生徒の成績を覗き見した事件が発覚

 こんばんは。ここ最近教育機関でのITネタが続いてますねぇ。先週土曜日の長崎新聞の記事です。長崎県内のとある公立中学校で、一部の生徒が学習用PCから他の生徒の成績を無断閲覧(そもそも、許可を得て閲覧ということもあり得ませんが、それはそれとして。)

長崎新聞ホームページ:【県内トピックス】他人の成績をPCで閲覧 (4月8日)

 詳細は上記URLを参照していただくとして、この記事中には「校務用PCのサーバーと各教室のPCが接続した状態になっていたことが原因」とあります。

 この記事を額面通り受け取とったとしたら、校務用PCサーバーと各教室のPCが同一ネットワーク上に存在することになります。正直なところ、この記事を読んだ第一印象は「いいのか!?こんなアバウトなネットワーク構成で。」と思いました。

 本当のところはこの記事からは分かりませんが、各生徒の成績が入っているサーバは先生だけがアクセス出来るように、VLANで分割して別のネットワークにすべきでしょう。百歩譲って、同一ネットワークの状態で納品されてしまったとして、きちんと整備するまでの間のつなぎでパスワードでのアクセス制限をしたとしましょう。これも目立つところにパスワードを記述した付箋をディスプレイの枠に貼ってるとか、そういうオチがあるんじゃないかと不安になります。

 昨夏の佐賀県教育情報システム不正アクセスの件でも、報道当初は容疑者の少年を天才ハッカーと褒め称える声も一部ではありました。しかし、蓋を開けてみたら、さほど大したことはしてなかったと。実は教育委員会側の管理がザルだったり、監査もしてないわ、適当な運用をしているわ、ネットワーク設計やその周辺も雑だったということとも共通項があるんじゃないかと睨んでいます。

 「なぜ接続したままだったのか原因は特定出来ていないが」とありましたが、本来なら設計時点でこういうことが起きないように考えておくべき問題だったと思います。

(たぶん、そういうところをケチって散々叩いたんだろうと思われます。で、後で「運用でなんとかカバーしろ」という万能の逃げ言葉が…)

 なんか、こちらも嫌な予感がしている昨今です…。